研究課題
本プロジェクトの目標は、画像処理LSIのモデルベース設計ツール“Image Processing Builder”を開発・公開することである。これにより、スマートフォン、4K/8Kテレビ、デジタル・カメラ等の画像処理機器の研究・開発効率が大きく改善できる。1年目(平成24年度)は各種の画像処理の要素となるモジュールのデータベースを充実させることを目標とし、30種類以上の基本モジュールをソフトウェアとして完成させた。2年目(平成25年度)は、画像処理アルゴリズムのモデル記述から、ハードウェア記述であるVerilogファイルを自動生成するためのエンジン部を作成した。3年目(平成26年度)は、自動生成されたVerilogファイルから実際にFPGAを合成し、各種の画像処理の動作を確認するとともに、本設計ツール“Image Processing Builder”をインターネット上で無償公開した(http://cas.eedept. kobe-u.ac.jp/ WelcomeES1/ IPBuilder/)。上記の設計ツールは、画像処理アプリケーション開発者にとって非常に有用であるのみならず、将来の画像処理技術者を目指す学生の教育にも利用できる。なお、以上の研究過程で得られた各種のノウハウについては、学術論文4件、国際会議18件、国内会議13件において発表した。本プロジェクトの成果は学会および産業界に大きく貢献するものと考える。
すべて 2015 2014 その他
すべて 雑誌論文 (11件) (うち査読あり 11件) 学会発表 (6件) 備考 (1件)
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http://cas.eedept.kobe-u.ac.jp/WelcomeES1/IPBuilder/