研究課題/領域番号 |
24500077
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研究機関 | 奈良先端科学技術大学院大学 |
研究代表者 |
大平 健司 奈良先端科学技術大学院大学, 情報科学研究科, 助教 (40515326)
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キーワード | インターネット高度化 / IPv6 / アドレス割当 / 自動化 |
研究概要 |
平成25年度は、平成24年度に構築した実験ネットワークを用い、科研費21700073「動的ポリシールーティングを用いたユーザトラフィックの詳細かつ容易な制御」の成果と平成24年度中に構築したプロトコル実装を組み合わせで動作させた際の挙動を調査し、評価を行った。 これにより、複数の上流ISPと接続し各ISPから異なるプレフィクスを割り当てられているサイトにおいて、各ISPから割り当てられているプレフィクスを同時にサイト内に配布し、パケットに付すプレフィクス毎に異なる上流ISPに向かうようトラフィックを制御できること、これら一連の動作を自動化可能であることが確認された。 なお、平成25年7月22日から26日の会期で実施された「IEEE COMPSAC 2013」(会場:京都テルサ、京都府京都市)、平成25年7月28日から8月2日の会期で実施された「IETF 87」(会場:InterContinental Berlin、ドイツ国ベルリン市)、平成25年8月12日から16日の会期で実施された「ACM SIGCOMM 2013」(会場:Yasumoto International Academic Park、中華人民共和国香港)、平成25年10月16日の会期で実施された「IPv6 Summit in Kyoto 2013」(会場:キャンパスプラザ京都、京都府京都市)に出席し、関連研究の最新状況について情報収集を行った。 また、平成26年2月27日から28日の会期で実施された「電子情報通信学会 インターネットアーキテクチャ研究会」(会場:山代温泉瑠璃光、石川県加賀市)に出席し、「複数リンクで構成されるサイト内におけるOSPFv3を用いたIPv6アドレス自動割当」と題する発表を行った。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
研究計画調書のうち「平成25年度以降の研究実施計画」記載事項をおおむね実現できているため上記区分とした。
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今後の研究の推進方策 |
平成26年度も平成25年度同様、研究計画調書の記載内容に沿って研究を推進する予定である。
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次年度の研究費の使用計画 |
技術進展による物品価格の低下や経費節約努力などによるものと考えられる。次年度使用額の発生は適正な範囲であるものと考える。 研究計画調書の記載に沿った研究計画の遂行を平成26年度も引き続き行う。
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