本研究グループでは、災害時における迅速で効果的な情報収集や救助活動支援を目的として基盤C(課題番号: 21500082)の援助を受け、アドホックネットワーク技術と知的ロボット技術を融合した群知能ネットワークロボットシステムを開発した。しかし、東日本大震災での想定を超える被災状況を目の当たりにし、大規模な被災エリアで本システムを活用できるようにシステムの拡張・発展を図っていく必要があると考えた。本研究では大規模な被災エリアで、本システムを実現可能なコストで用いることができるようにするための設計技術と制御技術について研究し、詳細なる実験を通して、これらの有効性を明らかにした。
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