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2014 年度 実績報告書

2次元パターン反辞書法に基づく高解像度MPEG圧縮映像に適したシーン検出

研究課題

研究課題/領域番号 24500110
研究機関電気通信大学

研究代表者

森田 啓義  電気通信大学, その他の研究科, 教授 (80166420)

研究分担者 太田 隆博  長野県工科短期大学校, その他部局等, 准教授 (60579001)
研究期間 (年度) 2012-04-01 – 2015-03-31
キーワード反辞書 / 二次元反辞書 / シーン検索
研究実績の概要

1) 効率的な2次元反辞書構築法の確立
これまで2次元反辞書の構築に関しては,総当たり探索による手法のみであり,計算量が非常に大きい問題点があった.そのため,サイズが大きい画像に対しては,実用上は反辞書構築が困難であった.今年度は, i) 入力画像に出現するすべての長方形パターンを登録したデータ構造(木構造)の高速な構築法,ならびに,ii) i)の木構造を用いた高速な反辞書構築法の確立,を実現した.これらの結果から,通常画像に対して,反辞書を実用的に利用可能となった.また,i)の木構造は,画像内のパターン検索を高速に行える新しいデータ構造であり,画像解析への応用が期待できる.
2) 2次元反辞書符号化法のための高速な符号器の確立
1次元の場合には,符号器としてオートマトンを用いて,符号化を高速に行うとともに符号器を確率モデルとして利用する手法が提案されていた.2次元の場合には,このような符号器がなかったが,今年度は,符号器として行数(列数)ごとの複数のオートマトンを並行に用いる手法を考案した.これにより高速に符号化・異常検出への適用が可能となった.

  • 研究成果

    (5件)

すべて 2015 2014 その他

すべて 雑誌論文 (2件) (うち査読あり 2件、 謝辞記載あり 2件) 学会発表 (2件) 備考 (1件)

  • [雑誌論文] On a Two-Dimensional Antidictionary Coding2014

    • 著者名/発表者名
      Takahiro Ota and Hiroyoshi Morita
    • 雑誌名

      Proc. of 2014 International Symposium on Information Theory and its Applications

      巻: 1 ページ: 289-293

    • 査読あり / 謝辞記載あり
  • [雑誌論文] On a Universal Antidictionary Coding for Stationary Ergodic Sources with Finite Alphabet2014

    • 著者名/発表者名
      Takahiro Ota and Hiroyoshi Morita
    • 雑誌名

      Proc. of 2014 International Symposium on Information Theory and its Applications

      巻: 1 ページ: 294-298

    • 査読あり / 謝辞記載あり
  • [学会発表] オートマトンを用いた2次元の反辞書符号化法の検討2015

    • 著者名/発表者名
      太田隆博,森田啓義
    • 学会等名
      電子情報通信学会情報理論・情報セキュリティ・ワイドバンドシステム合同研究会
    • 発表場所
      福岡県北九州市
    • 年月日
      2015-03-02 – 2015-03-03
  • [学会発表] 木を用いた2次元の反辞書構築手法2014

    • 著者名/発表者名
      太田隆博,森田啓義
    • 学会等名
      第37回情報理論とその応用シンポジウム
    • 発表場所
      富山県黒部市
    • 年月日
      2014-12-09 – 2014-12-12
  • [備考] 反辞書符号化

    • URL

      http://www.appnet.is.uec.ac.jp/%7Emorita/pg200.html

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公開日: 2016-06-01  

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