絵画などの手書き画像には、通常の透視投影では得られないような映像表現上の効果が用いられることがある。このような非透視投影画像をCGにおいて作成する研究を行い、以下のような成果を得た。 (1)実写画像を用いた画像の合成による非透視投影画像の作成に関しては、iPhoneのような簡易な撮影デバイスを用いて動画像を作成し、得られた画像列から光線空間を構成し、非透視投影画像を生成する手法を開発した。 (2)3次元形状モデルを用いた非透視投影画像の生成に関しては、OpenGLとシェーディング言語のGLSLを使用し、FFDにより幾何形状を変形させることで、非透視投影画像をリアルタイムで生成する手法を開発した。
|