現実空間をモデル化した仮想空間における視認性の計算ならびに可視化システムの構築を目標として、以下に関する成果を得た。 視認性計算とその結果の可視化を対話的に実現するための手法を開発・改善し、都市空間における視認性提示システムを実装した。(2)ディスプレイウォール上で情報を提示する入出力インタフェースに視認性計算を導入した。(3)HMD装着者に対する、仮想空間または拡張空間中での視認性が、操作画面拡張や没入度調整に有用であることを示した。(4)視聴者に不要な情報を提示しないことで処理量を削減する必要があるリアルタイムCG制作の観点から、視認性が評価基準として有用との見込みが得られた。
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