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2014 年度 実績報告書

継時的に表示される文章情報の知覚特性の研究

研究課題

研究課題/領域番号 24500161
研究機関函館短期大学

研究代表者

植月 美希  函館短期大学, その他部局等, 准教授 (70431781)

研究分担者 安藤 英由樹  大阪大学, 情報科学研究科, 准教授 (70447035)
研究期間 (年度) 2012-04-01 – 2015-03-31
キーワードヒューマンインターフェイス / デジタル文章表示 / 感性的評価
研究実績の概要

本年度は、昨年度に続き、これまでに明らかになった動的文章表示における読みやすく、好ましい印象が得られる速度と、静的に表示される(動かない)文章を黙読、音読、なぞり読みする場合の速度との関連を、難易度の異なる2種類の文章を用いて実験的に検討した。
まず、文章を自動的に動的表示した場合と、静的に表示した場合(全表示)における読み速度の変化について調べたところ、機械的な動的文章表示における読み速度は、静的な文章表示における黙読速度の60~70 %であることが分かった。また、動的文章表示においては、文章難易度の影響は、黙読より小さいことが明らかになった。
そこで、動的に文章を表示すると読み速度が低下する原因を検討するため、読み手がペースを決定できる動的表示での読み速度と、自動的な動的表示の読み速度を比較した。その結果、読み手ペースでの動的文章表示でも、読み速度が遅いことが示された。従って、動的文章表示そのものが、読み速度の低下をもたらすと考えられる。
そして、動的文章表示におけるこのような読み速度の低下は、豊かな読文印象を生起させると考えられる。動的文章表示においては、読み手は読みのモードを変え、静的な文章を読む場合よりも注意深く読んでいると考えられる。

  • 研究成果

    (1件)

すべて 2014

すべて 学会発表 (1件)

  • [学会発表] 動的文章表示における最適提示速度と読み速度の関連2014

    • 著者名/発表者名
      植月美希・安藤英由樹・丸谷和史・渡邊淳司
    • 学会等名
      日本心理学会第78回大会
    • 発表場所
      同志社大学
    • 年月日
      2014-09-10 – 2014-09-10

URL: 

公開日: 2016-06-01  

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