研究課題/領域番号 |
24500208
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研究種目 |
基盤研究(C)
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研究機関 | 九州大学 |
研究代表者 |
浦濱 喜一 九州大学, 芸術工学研究科(研究院), 教授 (10150492)
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研究分担者 |
原 健二 九州大学, 芸術工学研究科(研究院), 准教授 (50380712)
井上 光平 九州大学, 芸術工学研究科(研究院), 助教 (70325570)
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研究期間 (年度) |
2012-04-01 – 2016-03-31
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キーワード | コンピュテーショナルフォトグラフィ / ノンフォトリアリスティックレンダリング / バイラテラルフィルタ |
研究概要 |
次世代カメラシステムの中核技術として注目されているコンピュテーショナルフォトグラフィの基盤アルゴリズムの一つであるバイラテラル画像処理について,画像平滑化や鮮鋭化の多重画像への拡張やノンフォトリアリスティックレンダリングへの応用を開発した.具体的には以下のような技法を開発して論文発表した. 1.ノンフォトリアリスティックレンダリング技法の開発 重心ボロノイ領域のスケーリングによるハーフトーニング,サンドフィルタによる砂絵風画像の生成,適応的ボロノイ分割によるステンドグラス画像の生成,2値画像からの閉曲線オプアートの生成,非等方ボロノイ分割による点描画から階調画像への変換,重み付き重心ボロノイ分割によるハーフトーニング,非等方重心ボロノイ分割による非写実的ハーフトーニング,竹編みで表現可能な2価画像,奥行き知覚に基づく画像リライティング多値化,非等方多値化によるスケッチ風イラスト画像の生成,画素値順ポアソンディスクサンプリングによる点描画,係数シフトバイラテラルフィルタによるローラ風画像の生成,係数シフトバイラテラルフィルタによるラビリンス風画像の生成,バイラテラルフィルタによるモアレ風画像の生成,サンドフィルタによる砂絵風画像の生成. 2.バイラテラルフィルタの拡張 インパルスノイズ除去能力を持ったバイラテラルフィルタ,値域分割平滑化フィルタによる画像の雑音除去,L∞バイラテラルフィルタによるアート風HDR画像の雑音除去,クロスバイラテラルフィルタによる雑音を抑制する画像強調,シフト荷重バイラテラルフィルタによる画像鮮鋭化,εフィルタの一設定法とそのバイラテラルフィルタとの類似性,ロバストバイラテラルフィルタによる混合雑音除去,更新クロスバイラテラルフィルタによる画像の雑音除去,逆バイラテラルフィルタによるジャギーエッジの平滑化.
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
1: 当初の計画以上に進展している
理由
昨年度は25編の学術論文,5件の国際会議発表,15件の研究会発表など,初年度の研究として当初計画していた基礎的技法の開発について,計画以上に多様な技法を開発することができた.このことから,初年度は当初の計画以上に研究が進展したと考える.
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今後の研究の推進方策 |
上記のように昨年度は図書の計画以上に研究が進展したので,引き続いて今年度も一層の進展を図る予定である.今年度の研究内容は計画通りに進める予定である.
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次年度の研究費の使用計画 |
該当なし
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