信号のスパース表現は与えられた信号をできるだけ少数の基底ベクトルの線形結合で表現する方法であり,信号処理やパターン認識など,多方面での応用が期待されている.本研究ではスパース表現を用いて多視点動画像をより効果的に符号化する研究を行った.また,スパース問題を実時間で解くためにGPUおよびCPUの複数コアを用いた並列演算を行った.実験結果からスパース解法の適用は有効であり,提案法はCPUのみの場合に比べ約2.7倍の高速化を実現できた.多視点画像の幾何情報を得るために基礎行列の高精度な推定法も実現できた.
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