研究課題
最終年度の研究では,査読つき論文2本,査読つき国際会議1本,他国内会議3件の発表を行い,情報処理学会 IFATヤングリサーチャ優秀賞,国際会議 CEA 2014 Best Paper Award の2件の受賞があり,十分な実績を上げた.また,初年度のジャーナル論文が,論説資料保存会により採録された.まず,コミュニティQAの文書を対象として,詳細な意見情報をアノテートしたコーパスを作成した.本研究は,言語処理学会に,ジャーナル論文として採録された.また,Twitterユーザを対象として,半教師ありトピックモデルを利用した地域特徴語の選択に基づく,生活に関わる地域属性の推定手法を提案した.本研究は,情報処理学会論文誌データベースに採録され,情報処理学会 IFAT ヤングリサーチャ優秀賞を受賞した.さらに,実用的なソーシャルレシピのランキング手法を提案した.この研究では,ユーザにとって分かりやすく,簡潔で,内容がしっかり書かれていて,コツやポイントが詳細に記述されている実用的レシピを判別することで,ユーザのレシピ選択を支援することを目的とする.本研究は,国際会議 CEA 2014 に採択され,Best Paper Awardを受賞した.そして,マイクロブログなどのメディアで,場面にあった顔文字を選ぶために,ユーザが入力したテキストに現れる感情,コミュニケーション,動作のタイプ推定を行い,顔文字を推薦する手法についての研究は,初年度に言語処理学会論文誌にジャーナル論文として採択されたが,平成26年度は,論説資料保存会に採録された.その他,オープンデータである白書を利用した行政関係文書の分割,楽曲動画VOCALOID の制作者の検索,Twitter ユーザのコミュニケーション支援のためのやわらかい表現への言い換え表現の抽出について研究を進めた.
すべて 2015 2014
すべて 雑誌論文 (4件) (うち査読あり 3件、 オープンアクセス 1件、 謝辞記載あり 4件) 学会発表 (3件)
自然言語処理
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