本研究の目的は,大学教育における教員と図書館員の連携という観点から,クイーンズ大学及びエッカード・カレッジのケース・スタディを完成させ,すでに明らかにしたケースのモデルも含めて比較分析をすることである。 クイーンズ大学については,文献調査に加えて,2012年度から2014年度までに3度の訪問調査を行い,関係者への聴き取りや観察調査によって得たデータや内部資料をもとに,教員と図書館員の連携構築のモデルを構築している。エッカード・カレッジについては,訪問調査がかなわなかったために,文献調査に加えて,元図書館長への聞き取りを行った。以上の調査で得たデータをもとに,ケース間の比較分析を進めている。
|