研究課題
基盤研究(C)
本研究の目的は,楽曲を,作曲過程の意思決定の連鎖によって記述する表現モデルを構築し,複数の楽曲の関係性を表現し,従来の楽曲の解析では検出できなかった要素の抽出方法を提案することである.作曲家へ依頼した6曲の楽曲を用いて意思決定の構造を,本研究で提案したモデルで記述した.このモデルは複数の視点を内在でき,利用者の要求に応じて適切な視点で表現することができる.解析によって,作曲家のみならず,演奏家が作曲の意図を解釈するために有用であることが示された.
知識科学,生命情報学