本研究の最終年度においては、前年までで検討・分析・報告ができなかった、(1)「岐阜県議会議員ならびに岐阜県内各自治体の議員のHPなどの公開状況」の分析、(2)最終報告書の作成と公表、を行うことを目的とした。 しかし、(1)2015年4月に「小脳性運動失調症」を発症し、同年8月まで病休をとって治療に専念したこと、(2)復職後に、今度は「自律神経失調症」が悪化し、講義などの業務は可能な限り慎むように担当医師から指示されたこと、の二つの理由によって、上記の(2)最終報告書の作成と公表を行うことができなかった。また(1)についても、当初の研究計画に従って、2013年6月1日現在の状況についての調査・分析を行ったが、岐阜県議会議員以外の、県内各自治体の市町村議員については着手することができなかった。 そのため、最終年度では、岐阜県議会議員のHPなどの公表状況の調査・分析のみ行うに止まるという忸怩たる結果となった。そして、この調査・分析の結果であるが、44名(欠員1名)の県会議員のうち、HPを公開していたのが26名(59.1%)、フェイスブックが20名(45.5%)、ツイッターが8名(18.2%)、YouTubeが4名(9.1%)であった。また最大会派である自由民主党の議員については、31名のうち、HPを公開していたのが16名(51.6%)、フェイスブックが13名(41.9%)、ツイッターが48名(12.9%)、YouTubeが1名(3.2%)であり、いずれも全体平均を下回った。 最後に、最終年度で終えることができなかった、(1)岐阜県内各自治体議員のHPなどの公表状況の調査を2016年度に行うとともに、(2)最終報告書の作成と公表については、所属学部紀要などにおいて2016年から順次行い、2017年度には報告書としてまとめて出版する予定である。
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