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2013 年度 実施状況報告書

音楽学生における絶対音感と相対音感の国際比較

研究課題

研究課題/領域番号 24500323
研究機関新潟大学

研究代表者

宮崎 謙一  新潟大学, 人文社会・教育科学系, 教授 (90133579)

キーワード絶対音感 / 相対音感 / 音楽経験 / 国際比較 / 中国 / アメリカ合衆国 / ポーランド / フィンランド
研究概要

前年度に作成した、絶対音感テストと相対音感テスト、および音楽経験等を問う質問紙を用いて調査を実施した。今年度は、新潟大学の音楽関連科目聴講学生約150人、新潟県立中央高校の音楽科の生徒約70人、中国の首都師範大学音楽学院の学生約60人、アメリカ合衆国のミネソタ大学音楽学部の学生100人からデータを収集することができた。前年度に得たデータでは、日本と中国の音楽学生では高いレベルの絶対音感が多く見られるが、ドイツの学生では 絶対音感がまったく見られないこと、これに対して相対音感のテストの結果は、日本と中国の学生はドイツの学生に遠く及ばないことが示されていたが、今年度に得たデータからもその傾向を確認することができた。
これまでの結果に現れている、日本・中国と欧米の音楽学生の間の違いは、それぞれの国で行われている音楽教育のあり方の違いによるところが大きいと思われるので、ドイツのマルチン-ルター大学 (ハレ)、カトリック大学 (アイヒシュテット)、オーストリアのアルペン・アドリア大学 (クラーゲンフルト) を訪問し、絶対音感と相対音感の問題に詳しい音楽学と心理学の研究者に会って討論するとともに、ドイツとオーストリアにおける音楽教育、特にear trainingのやり方について調査を行った。
さらに、ポーランドのショパン音楽大学とフィンランドのシベリウス音楽院での調査が現在進行中である。
その他、本研究の成果を含め、研究代表者のこれまでの絶対音感に関する研究をまとめた著書の執筆を開始し、今年度に出版の予定になっている。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

2: おおむね順調に進展している

理由

日本国内での調査を引き続き行い、予定していたデータが集まった。絶対音感と相対音感についての国際比較を行うのに必要なデータが集まりつつある。ショパン音楽大学とシベリウス音楽院での調査は現在進行中であり、また当初の研究計画では予定していなかった、アメリカのミネソタ大学と中国の首都師範大学の学生からデータを収集することができた。

今後の研究の推進方策

日本と諸外国の音楽系大学の学生に対する調査を引き続き行い、データを蓄積する。

次年度の研究費の使用計画

前年度末から今年度初めにかけて,調査のため外国出張をしたが,その旅費を今年度分から支出することになった。また調査の範囲を当初の予定よりも広げる可能性が出てきたので,今後それにかかる旅費等に充てるために,前年度の使用を抑制した。
当初の研究計画で予定していたデータ収集範囲以外に,フィンランド,ベラルーシなどで調査をする可能性が出てきた。次年度使用額分は,その準備と調査のために使用する。なおこれに伴って,研究期間を1年延長する申請をする予定でいる。

  • 研究成果

    (2件)

すべて 2014 2013

すべて 雑誌論文 (1件) (うち査読あり 1件) 図書 (1件)

  • [雑誌論文] 絶対音感を巡る誤解2013

    • 著者名/発表者名
      宮崎謙一
    • 雑誌名

      日本音響学会誌

      巻: 69 ページ: 562-569

    • 査読あり
  • [図書] 絶対音感の神話2014

    • 著者名/発表者名
      宮崎謙一
    • 総ページ数
      250
    • 出版者
      化学同人

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公開日: 2015-05-28  

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