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2012 年度 実施状況報告書

NIRSによる乳児の顔認知に関する縦断的研究

研究課題

研究課題/領域番号 24500334
研究種目

基盤研究(C)

研究機関大阪樟蔭女子大学

研究代表者

仲渡 江美  大阪樟蔭女子大学, 学芸学部, 講師 (30509211)

研究期間 (年度) 2012-04-01 – 2015-03-31
キーワード近赤外分光法 / 顔認知 / 乳児
研究概要

今年度は,予備実験として,生後3ヶ月児でもNIRS計測が可能かどうか,低月齢児の実験参加者を数名募集し,乳児プローブの装着方法や実験遂行時間の検討を行った.顔認知におけるNIRS研究では,生後4ヶ月児を対象としたものが,最も低月齢児を対象とした研究であり(Csibra et al, 2004),より低月齢の乳児にNIRS実験実施が可能かどうか,数名の実験参加者で検討する必要があった.また,生後7-8ヶ月の高月齢児と比べ,生後3ヶ月児では,首の据わり具合が安定していないことから,プローブを装着する際に,乳児の頭部に負荷がかかることが予想された.そのため,乳児の首の据わり具合を考慮した装着方法を検討する試みを実施した.それに伴い,乳児の帽子の改良も検討したが,帽子の改良は必要なく,現状の帽子を使用することになった.
予備実験にて,低月齢児でもNIRS実験実施が可能な環境になったことを確認し,平成25年度に向け,実験参加者の募集を行い,本実験の準備を完了した.

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

2: おおむね順調に進展している

理由

実験はほぼ順調に進んでおり,25年度の目的に沿って研究が遂行できたと考えられる.

今後の研究の推進方策

今後は本実験を開始し,データ収集およびデータ分析に努める.

次年度の研究費の使用計画

データ分析用に新たにソフトを購入する予定である.

  • 研究成果

    (4件)

すべて 2013 2012

すべて 学会発表 (3件) 図書 (1件)

  • [学会発表] Face processing in infants by near-infrared spectroscopy (NIRS)2012

    • 著者名/発表者名
      Emi Nakato
    • 学会等名
      43rd NIPS International Symposium: Face Perception and Recognition.
    • 発表場所
      Okazaki Conference Center
    • 年月日
      20121101-20121101
  • [学会発表] 表情観察時のAD/HD児におけるNIRSを用いた脳活動計測2012

    • 著者名/発表者名
      市川寛子・仲渡江美・島村圭一・作田由衣子・金沢創・山口真美・作田亮一
    • 学会等名
      第76回日本心理学会大会
    • 発表場所
      専修大学
    • 年月日
      20120912-20120912
  • [学会発表] AD/HDにおけるNIRSを用いた顔視覚刺激に対する反応の検討:併存する自閉性を評価できるかもしれない.2012

    • 著者名/発表者名
      島村圭一・市川寛子・仲渡江美・山口真美・金沢創・作田亮一
    • 学会等名
      第54回日本小児神経学会
    • 発表場所
      ロイトン札幌
    • 年月日
      20120517-20120517
  • [図書] 顔を科学する (4章 発達と脳)2013

    • 著者名/発表者名
      仲渡江美 (柿木隆介・山口真美 編)
    • 総ページ数
      343ページ(59-72)
    • 出版者
      東京大学出版会

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公開日: 2014-07-24  

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