研究概要 |
1.確率変動を含む産業連関表分析に関する考察、金沢大学経済論集、2014年3月、第34巻 第2号 347-400. 単著: 最終需要データに想定される異なる確率構造を取り入れることで、予測値や確率的な変動を含むインプットデータを利用した産業連関分析を提案し、生産誘発額を統計量に基づいた分析が可能となった。応用分析として、金沢大学の地域経済波及効果を推定した。 2.特徴抽出データを用いたカーネル密度推定法による非線形判別、第14回ノンパラメトリック統計解析とベイズ統計、2014年3月 89-102. 共著: ビン化カーネル密度推定とk平均法を用いて非線形判別性能が向上する方法を提案した。手書き数字データの判別では、サポートベクタマシンと同等な性能を達成し、ノイズのあるデータでは優れていることがわかった。 3.研究集会「第14回ノンパラメトリック統計解析とベイズ統計」の後援: 本研究集会を開催した。この研究集会はノンパラメトリック統計に関連した研究者が一堂に会する貴重な機会を提供し、活発な情報交換や議論が行われた。開催期間 2014年3月15,16日(2日)、場所 慶応大学三田キャンパス、講演数 15件、参加者 約70人(2日延べ人数) 4.ネットワーク統計解析のサーベイ及び研究の最先端事例を検討し、ノンパラメトリック統計解析法の適用すべき分野を絞り込んだ。サーベイで用いたAll of Statistics, Springer, Wasserman,L.の訳本、及びStatistical Analysis of Network Data, Springer , Kolaczyk, E.D.の訳本を出版準備中である。 5.計画に記載したRICE University, Scott, D.W.教授と本研究の情報交換と共同プロジェクトの打合せを行った。
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