研究課題
基盤研究(C)
本研究では、自己免疫性1型糖尿病モデルラットおよび自己免疫性甲状腺炎モデルラットを用いて、自己免疫疾患の病態発症過程の経時的な代謝プロファイルの変化を明らかにすることにより、自己免疫疾患の病態発症機構を解明することに挑んだ。本研究の結果、メタボロームというこれまでとは異なる視点から、自己免疫疾患の病態発症に関与する代謝物・代謝経路ならびに自己免疫疾患の病態発症を鋭敏に感知する新規のバイオマーカー候補が同定されるなど、全く新しい自己免疫疾患の早期診断や病態評価法の確立に直結する成果が得られた。
実験動物学、分子代謝学