動物モデルを用いた成人Ｔ細胞病発症に関連する免疫不全の解析

2014 年度 研究成果報告書

• 研究課題/領域番号: 24500493
• 研究種目: 基盤研究(C)
• 配分区分: 基金
• 応募区分: 一般
• 研究分野: 実験動物学
• 研究機関: 酪農学園大学 (2014); 熊本大学 (2012-2013)
• 研究代表者: 大杉 剛生 酪農学園大学, 獣医学群, 教授 (00211102)
• 研究期間 (年度): 2012-04-01 – 2015-03-31
• キーワード: HTLV-1 / animal model / mice / immunodeficiency

研究成果の概要

HTLV-1のtax遺伝子を導入したマウスは、成人T細胞白血病と類似の白血病を引き起こす。発症前の若齢のマウスの一部に皮膚感染症を引き起こすマウス群を見出した。これらマウスは接種細菌に対する排除能が低かった。また、Treg細胞(CD4+CD25+Foxp3+)の上昇を認め、この増加が細菌排除能の低下をもたらしている可能性が示唆された。細菌排除能の低下が顕著なマウスと正常の排除能をもつマウスの白血病発症を長期間比較観察したが、白血病発症率に有意差は見いだせなかった。

自由記述の分野

実験動物学