微細電極作製技術を基に体内への埋込長さを1 mm以下にした低侵襲型グルコースセンサを試作し、インビトロ測定に加え、実験動物を用いたインビボ測定評価を行った。血糖値変化に対して良好に追随したセンサは得られず、大きなタイムラグが生じた。そこでセンシング部位及び管内部深さ減少させたところ、センサ応答速度の向上が確認された。管内部深さの減少により、センサ感度は低下したが、バックグラウンド電流が低下したため良好なセンサ応答が確認された。 センサ針をPEEK材にしたパッチ型センサ開発研究では、皮膚内部に容易に挿入可能であったことから、プラスチック製パッチ型センサの材料として有用であることが分かった。
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