光アドレス電位差センサ(LAPS)は、界面に吸着した分子に由来する表面電位の変化を、光電流量の変化として検出する方法である。本研究は、分子間相互作用イメージング装置、およびセンサ面の境界のないマルチバイオセンサとしてLAPSの応用範囲を医学診断用へ広げることを目的とする。タンパク質のパターンなどを再現性良くセンサ素子上に転写する方法を確立して、LAPSの有用性の実証を目指した。最も重要なセンサの界面修飾技術に関しては、化学修飾および界面活性剤を用いて標的分子の電荷を増強して信号を増強する手法を開発した。
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