研究課題
基盤研究(C)
大腸菌の実験系では、交流磁場曝露により薬剤作用が増強される結果が得られており、本研究ではヒトがん細胞における交流磁場曝露の薬剤作用への効果を検討するため、まずCO2インキュベータ内に設置できる磁場曝露システムを製作した。その装置を用いてヒト肺がん細胞株A549におけるシスプラチン作用への交流磁場影響を測定したところ、磁場曝露群(60 Hz, 50 mT, 24時間)は非曝露群に比べ生細胞数が減少し、磁場による薬剤作用の増強が認められた。
生体工学