研究課題
基盤研究(C)
本研究の目的はピエゾ電極を用いた嚥下評価法がスクリーニングとして使用可能か調べることである。方法は健常成人41名を若年群、中年群、高齢群の3群に分けた。嚥下造影検査を用いての舌骨の動き、頚部前方に装着したピエゾセンサーの波形を同時に測定した。舌骨が最初に上方へ移動、次に前上方へ移動、最終的に回復位へ移動する潜時をそれぞれ、VFS1、VFS2、VFS3、さらにはピエゾセンサーの3相の潜時をPS1、PS2、PS3と定義した。VFS1からVFS3 とPS1からPS3はそれぞれ有意に相関した。ピエゾセンサーを用いた嚥下機能評価は嚥下機能のスクリーニングとして応用できる可能性が見出された。
リハビリテーション医学