当課題では、出来るだけ高品質なラジオドラマを自動的に生成すること、人間によるコンテンツ作成支援を前提とした利用モデルを構築することを目的とした。前者では、発話者ごとに個性を持たせ、同一の音響的パラメータを用いて同一の声色の登場人物として音声合成し、自動生成するラジオドラマを表現力豊かなものにすることが出来る。後者では、背景音楽用や効果音用の音声素材を視聴しながら効率的に選択でき、GUIをベースとした編集機能が実現されている。解析システムの不完全さを後処理システムで補うことになる。実際のシステムの公開、利用促進については今後の課題となった。
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