1.カスタマイズ支援システム:基本的なシステムの試作を完了した。入力画面は1)ページ設定、2)ボタンパレット、3)プレビューの3つからなる。ページ設定では、ページ新規作成ないし既存ページの選択を行う。ボタンパレットでは、ひとつのボタンに、画像、音声、リンク先を属性を与えることができる。選択後、プレビューのボタンのひとつをクリックすれば、その属性がそのボタンに与えられる。プレビューでは、ボタンの追加、サイズ変更、VOCAのエミュレートなどを行うことができる。 2.ユーザ管理システム:データ管理はユーザごとに行い、各ユーザにはユーザIDを与える。各ユーザ領域では、個人情報、画像ファイル、音声ファイル、エイド情報が保管・管理される。エイド管理では、複数のエイドを管理できる。各エイドにはエイドIDが与えられ、その構造ファイルがバージョン管理される。 3.データ転送システム:ユーザが使用する端末には、まずVCANアプリケーションをインストールする。このアプリケーションは構造ファイルの内容に従ってVOCAを動作するソフトウェアである。そのユーザ端末上でVCANを動作するには、まず端末から管理システムにログインし、必要とするエイドの構造ファイルを選択する。最後にそれを端末にインタネット経由でダウンロードする。 以上3つのシステムを試作し、現在フィールド実験で使用しているいくつかのエイドと同じものを作成して、すべての機能が正常に動作することを確認した。
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