日本では高齢化が進んでおり、高齢者の身体機能の低下による健康障害を改善するためには、運動を行うことが有効であるとされているが、適切な運動効果を表すことは難しい。本研究では、高齢者の運動効果判定及び下肢血行不良・褥瘡等の予防をするためにレーザースペックル血流画像化法(LSFG)を用いて、高齢者の運動前後の血流変化を測定し、その血流変化を数値的に観察できる小型プローブと高速演算・表示機構を一体化したハンドヘルド型の皮膚表層血行測定・表示システムを開発する。血流値の変動を観察することが高齢者の健康増進のための運動量を示す指標になると期待される。
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