• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 課題ページに戻る

2014 年度 実績報告書

使用者の操作を必要としない足底力センシングによる立ち座り補助装置の開発

研究課題

研究課題/領域番号 24500651
研究機関大分大学

研究代表者

池内 秀隆  大分大学, 工学部, 准教授 (50264130)

研究期間 (年度) 2012-04-01 – 2015-03-31
キーワード床反力 / 立ち座り補助 / 福祉機器
研究実績の概要

レバーやスイッチ操作の必要のない,立ち上がり支援装置の設計開発に必要なデータを収集する,実験装置を作成し,被験者実験を行った。その結果,本システムでは直線軌道の支援軌道が比較的評価が高く,二次試作機は直線軌道を持つ構造に決定した。ボールネジ機構を用いて,強度や安全性を検討の上,二次試作機を設計・製作した。
25年度に製作した実験装置を用いて,複数の被験者により5つの軌道で実験を行い,その立ち上がりやすさを一対比較法を用いて解析した。通常の状態と,高齢者疑似装具を装着した状態で行い,直線軌道が比較的高評価の結果を得た。直線軌道では装置の設計製作も比較的行いやすいと判断し,他の軌道を選択する特段の理由もなかったので,二次試作機は直線軌道を実現する機器とした。また,筋電を用いて,立ち上がり支援効果を検証した結果,どの軌道においても効果が見られることがわかった。
安全性と強度を確保できる二次試作機を設計し,製作した。十分な強度と,立ち上がりのストロークを実現するため,強度や構造を検討したため,やや大型で重量も大きなものとなったが,床反力に応じて動くシステムの検証を行うにはやむを得ないと判断した。
設計に基づき実機を製作し,動作することを確認した。

  • 研究成果

    (4件)

すべて 2014

すべて 雑誌論文 (1件) (うち査読あり 1件、 謝辞記載あり 1件) 学会発表 (3件)

  • [雑誌論文] Development of Sit-to-Stand Support System Using Ground Reaction Force2014

    • 著者名/発表者名
      Hidetaka Ikeuchi, Masuji Nagatoshi, and Atuyoshi Miura
    • 雑誌名

      Computers Helping People with Special Needs

      巻: 2 ページ: 256-259

    • 査読あり / 謝辞記載あり
  • [学会発表] 床反力を用いた立ち上がり補助装置における補助軌道評価実験2014

    • 著者名/発表者名
      池内秀隆,永利益嗣,三浦篤義
    • 学会等名
      生活生命支援医療福祉工学系学会連合大会2014
    • 発表場所
      ルスツ リゾート(北海道留寿都村)
    • 年月日
      2014-09-24 – 2014-09-26
  • [学会発表] 床反力を用いた立ち上がり補助装置の開発 -支援軌道の検討-2014

    • 著者名/発表者名
      池内秀隆,永利益嗣,三浦篤義
    • 学会等名
      日本機械学会 九州支部大分講演会
    • 発表場所
      ホルトホール大分(大分市)
    • 年月日
      2014-09-19 – 2014-09-20
  • [学会発表] 床反力を用いた立ち上がり補助装置の開発 ―立ち上がり軌道検討用装置の製作と実験―2014

    • 著者名/発表者名
      池内秀隆,永利益嗣,三浦篤義
    • 学会等名
      ロボティクス・メカトロニクス講演会2014 in Toyama
    • 発表場所
      富山国際会議場(富山市)
    • 年月日
      2014-05-25 – 2014-05-29

URL: 

公開日: 2016-06-01  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi