研究課題
基盤研究(C)
ロボットスーツHAL(HAL)が脳卒中片麻痺患者の立ち上がり動作、及び立位姿勢の改善に与える効果について、加速度計と筋電図を用いて検証した。加速度計にて立ち上がり動作中の体幹の平均前傾角度を分析した結果、HAL非装着時の35°から43°と8度の改善を示した。また、麻痺側内側広筋の積分筋電図についても、HAL非着用時の100%に対し、立ち上がり動作で88.6%、立位保持で66.3%に減少した。これらの結果は、HALが脳卒中片麻痺患者の立ち上がり動作および立位姿勢の改善に有効であることを示唆するものと言える。
ロボットリハビリテーション