研究課題/領域番号 |
24500661
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研究機関 | 帝京科学大学 |
研究代表者 |
内田 恭敬 帝京科学大学, 生命環境学部, 教授 (80134823)
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研究分担者 |
上野 和良 芝浦工業大学, 工学部, 教授 (10433765)
木暮 嘉明 帝京科学大学, その他部局等, 名誉教授 (20016124)
舩山 朋子 帝京科学大学, 医療科学部, 准教授 (20460389)
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研究期間 (年度) |
2012-04-01 – 2015-03-31
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キーワード | NIRS / 薄膜センサ / 脳血流 / YES/NO判定 |
研究実績の概要 |
YES/NO判定のための測定時間の短縮の可能性を探ることを目的に、システムで測定した脳血流量の時間的変化をフーリエ解析により求めたヘモグロビン量の時間変化のスペクトルを独自に脈波、呼吸、Q波の3つの領域に分け、それぞれの成分について17項目の計算をした。特に測定時間短縮の可能性を探るため。30秒データを10秒及び5秒に分解し、元の30秒データとの相関を求め、検討した。いくつかの項目については相関が認められた。ハード面ではさらに測定システムを拡張し、リモートデスクトップを用いてインターネットを経由し遠隔地でも画面を介助者が共有できるようにした。携帯端末への表示に関しては、ケーブルで接続と無線であるブルートウースを用いる方法を検討した。ケーブル接続ではAndroid Design Previewをもちる方法を検討し、自作の脳血流量処理画面であってもアンドロイド端末でモニタできることを確かめた。無線接続ではArduinoとブルートウースを用いることで携帯端末に表示が可能であることを確認した。 センサシステム用の素子の開発が遅れているので以前に試作したLabVIEWを用いた脳血流量測定システムをもとにLEDから発光され脳内で反射された光を複数のセンサにより受光するシステムへの変更を試みた。LEDの左右にセンサが位置するようにセンサヘッド部分を変更させるのみでヘモグロビン及び酸化ヘモグロビンの増減の波形を得られるようにした。 めっき時に電極として用いるCu膜を利用して低温結晶化を行い150℃の低温で結晶化ができることを確認した。結晶化時に膜中に移動してくるCuはGeとは反応しておらず、Cuのエッチング液により除去できることも確かめた。電気的特性に関してはGe膜中に固溶限程度のCuが残留する可能性が考えられ、NiGeを用いたドーピングを試みている。
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