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2012 年度 実施状況報告書

日本版QOLIBRI質問紙の作成および信頼性と妥当性の検証

研究課題

研究課題/領域番号 24500663
研究種目

基盤研究(C)

研究機関藤田保健衛生大学

研究代表者

鈴木 めぐみ  藤田保健衛生大学, 医療科学部, 講師 (40387676)

研究分担者 太田 喜久夫  藤田保健衛生大学, 医療科学部, 教授 (00246034)
近藤 和泉  独立行政法人国立長寿医療研究センター, その他部局等, その他 (50215448)
内藤 真理子  名古屋大学, 医学(系)研究科(研究院), 准教授 (10378010)
研究期間 (年度) 2012-04-01 – 2015-03-31
キーワードquality of life
研究概要

脳外傷(traumatic brain injury; TBI) 患者は、遂行機能障害、記憶障害などの高次脳機能障害により、社会生活を遂行困難になる場合が多い。QOLIBRI (Quality Of Life after Brain Injury;脳損傷者の生活の質)は、2部6サブスケール・全37項目から構成される質問紙によるQOL評価尺度である。認知および病識の低下などTBI患者に特異的な側面に対する質問を含む包括的な内容の健康関連QOL評価として作成された。日本ではまだ翻訳されていない評価法であるが、文化的差異の影響を受けない質問内容であるため、日本のTBI患者に対しても有用であることが十分予想される。
そこで今回、原著者のDr.von Steinbuechelおよび開発グループの許可を得て、日本版QOLIBRIの翻訳作成をすることを目的とした。平成24年度は、順翻訳と逆翻訳を研究チーム内で検討して日本語版QOLIBRIの完成を目指した。また、健常者およびTBI患者合計10名に対して、日本語版QOLIBRIの実施を試み、言葉遣いの明確さ、わかりやすさ、文化的な妥当性と適切性を評価することを目的とした調査を開始した。尺度に含まれる項目が、測定しようとする内容にふさわしいかどうかを検討し(表面妥当性)、設問の内容が定義された構成概念と合致しているかどうかについて評価・検討をする(内容妥当性)ことを平成25年度にかけて実施する予定である。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

1: 当初の計画以上に進展している

理由

今回の研究計画では、平成24年度の目標が「日本語版QOLIBRIの翻訳作成をする」ことであった。現在の所、研究チーム内での共同作業により経過は順調であり、当該年度の目標は十分達成できたため、次の段階の「内容妥当性・表面妥当性の検証」準備を開始することができた。

今後の研究の推進方策

平成25年度にかけて、引き続き表面妥当性と内容妥当性の検証のためにデータ収集及び解析をする予定である。その際には、QOLIBRI開発チームのサポートを受けて、解析結果の検証を受けることになる。
それが終了したときには、平成26年度にかけて、HADSやSF-36などの外的基準を用いることによる同時妥当性の検証に入る予定である。

次年度の研究費の使用計画

QOLIBRI開発チームへのサポート代金を支払わなくてはならない。その他には、データ収集のための旅費と研究チームのミーティング開催のための必要経費(分担研究者の旅費・印刷費)、文献複写が必要になる予定である。

  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 学会発表 (1件)

  • [学会発表] Quality of Life for Traumatic Brain Injury:QOLIBRI日本語版の開発-第1報 内容妥当性の検証

    • 著者名/発表者名
      太田喜久夫
    • 学会等名
      第50回日本リハビリテーション医学会学術集会
    • 発表場所
      東京

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公開日: 2014-07-24  

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