プロジェクションシステムとジェスチャ認識機器を用い,下肢に障害があり日常生活環境内での移動に困難が伴うユーザが,車椅子からベッドに移動した後で,必要な対象物を簡単な指示で把持するロボットアームシステムの構築を行った.ベッド上のシーツを投影面とするプロジェクタを情報提示手段とすることで,固定されたモニタや体に拘束されるHMDなどを用いることなくユーザとロボットのインタラクションが可能になった. 本システムの適用に関し、障碍者のICFに基づく生活分析からのロボットのサポートの可能性について検討した。
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