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2013 年度 実施状況報告書

自転車事故防止にむけた自転車運転中の注視点移動と能動的注意との関連に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 24500678
研究機関東京農工大学

研究代表者

下田 政博  東京農工大学, (連合)農学研究科(研究院), 准教授 (80302909)

キーワード能動的注意 / 注視点 / 自転車 / 前頭前野
研究概要

本研究は,自転車運転者の注視点移動パターン及び運転パフォーマンスと能動的注意との関連性を検討し,自転車事故発生要因の科学的理解ならびに安全な自転車利用の促進に役立てようとするものである.25年度では前頭前野の神経活動と注視点移動パターンの関連性を調べる課題に着手した。
自転車走行中のアイカメラによる注視点移動記録と同時に、前額部に近赤外線組織酸素モニタのプローブを装着し、脳酸素動態を計測したが、屋外での計測のため、プローブに対する日光の影響が見られた。遮光の工夫を検討した結果、ある程度日光の影響を取り除くことが出来た。また、脳酸素動態計測データにおいてアイカメラの赤外光ノイズが混入しており、デジタルフィルタ処理を検討する必要が生じた。
この注視点移動と脳酸素動態の同時計測は、ハードウエア及びソフトウエアを一体的にするシステムを用いているが、被験者に対する教示・刺激提示とデータ計測をオンラインでおこなうために専門家の協力を仰いだ。26年度では引き続き専門家の協力を得てシステムを完成させて実験を継続し、注視点移動と能動的注意との関連性を検討する。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

3: やや遅れている

理由

脳波・脳酸素動態と注視点移動の同時計測のためのシステム開発において、技術的な問題を解消できていない。

今後の研究の推進方策

脳波・脳酸素動態と注視点移動の同時計測収録システムの開発においては、引き続き専門家による技術支援を依頼し、開発を完了させる。同システムを用い、自転車走行中の脳波変動・脳酸素動態を検討する。

次年度の研究費の使用計画

実験実施における人件費・謝金を使用しなかったため。
26年度における実験で使用する消耗品等の購入に充てる。

  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 学会発表 (1件)

  • [学会発表] アイカメラを用いた自転車走行中の若年者及び高齢者の行動比較

    • 著者名/発表者名
      植竹照雄、下田政博
    • 学会等名
      第48回人類働態学会全国大会
    • 発表場所
      和歌山大学

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公開日: 2015-05-28  

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