研究課題
基盤研究(C)
体育・スポーツにおける運動指導においては、動きを外から見た形の欠点を指摘するだけでは改善は難しく、学習者の動感(キネステーゼ)にはたらきかけるアドバイスが必要になってくるが、それができるためには他者の動感を運動観察から解釈できる動感理解能力が不可欠である。本研究では、指導者が、学習者の動感志向性を把握する能力を獲得するために必要な基礎資料としての事例考察を進めた。とくに、抽象的運動や行動のシンボル形態など、現象学的視点から考察しない限り見えてこない人間特有の動感特性を例証した。
スポーツ運動学