研究課題/領域番号 |
24500701
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研究機関 | 香川大学 |
研究代表者 |
米村 耕平 香川大学, 教育学部, 准教授 (20403769)
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キーワード | ゴール型ゲーム教材 / 戦術学習 |
研究概要 |
平成25年度は、昨年度開発し、その有効性が認められ学習者のゲーム様相の発展過程に対応したゴール型ゲーム教材を用いた系統的学習プログラムの有効性を検証する1年目であった。 開発された教材の小学校授業での有効性についても補足的に検討し、さらに附属中学校1年生、附属小学校3年生および5年生に学習者のゲーム様相の発展過程に対応したゴール型ゲーム教材を用いた指導プログラム(単元)に基づく授業研究を行った。この授業研究の有効性および課題について明らかにするために、体育授業の形成的授業評価票(高橋,1994)を適用し学習者が満足する授業であったかどうか検討し、対象授業のゲームの状況をビデオカメラにて撮影し、ゲーム中に発揮された学習者のゲームパフォーマンスをGPAI(グリフィン,1999,pp.200-207)を用いて評価・分析を行った。 以上の分析方法から得られたデータから対象となった体育授業は学習者が満足する授業であったこと、学習者のゲームパフォーマンスを高めることができたことが明らかになった。平成26年度は、今年度授業研究を行ったクラスに対し、継続的に本学習指導プログラム適用し、学習者のゲームパフォーマンスの変容から本プログラムの系統的発展性について検討を行う。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
開発された教材の小学校授業での有効性についても補足的に検討し、その有効性を確認できた。さらに附属中学校1年生、附属小学校3年生および5年生に学習者のゲーム様相の発展過程に対応したゴール型ゲーム教材を用いた指導プログラム(単元)に基づく授業研究を行い、その有効性についても検証できた。平成26年度に行う研究の準備がほぼ整っている状況である。
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今後の研究の推進方策 |
平成26年度は、本研究の最終年度である。今年度授業研究を行ったクラスに対し、継続的に本学習指導プログラム適用し他授業研究を実施し、体育授業の形成的授業評価票(高橋,1994)を適用し学習者が満足する授業であったかどうか検討し、対象授業のゲームの状況をビデオカメラにて撮影し、ゲーム中に発揮された学習者のゲームパフォーマンスをGPAI(グリフィン,1999,pp.200-207)を用いて評価・分析を行い本学習指導プログラムの系統的発展性について検討を行う。
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次年度の研究費の使用計画 |
年度内にゲームデータの収集および分析が終わらなかったため、データの収集および分析にかかる人件費が未使用となった。 ゲームデータの収集及び分析を年度当初に行い未使用となった人件費を使用し、26年度は計画通りに予算を執行する。
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