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2013 年度 実施状況報告書

陸上競技における局面学習に関する研究-マック理論の展開-

研究課題

研究課題/領域番号 24500719
研究機関北九州工業高等専門学校

研究代表者

八嶋 文雄  北九州工業高等専門学校, 総合科学科, 准教授 (00258568)

研究分担者 太屋岡 篤憲  北九州工業高等専門学校, 電子制御工学科, 准教授 (60236768)
井上 伸一  佐賀大学, 文化教育学部, 教授 (80260727)
キーワードMach Drills / A Drill / B Drill / 疾走動作
研究概要

Gerald Mach氏のトレーニング理論を実践している英国のエリートレベルの短距離選手を対象として、平成24年度は疾走動作中のスウィング脚に着目して2次元分析を行った(腿上げ動作:鉛直線と大腿のなす最大角度67.04deg、腿上げ速度711.39deg/s、引きつけ動作:膝関節の最小角度29.27deg、最大屈曲速度786.05deg/s、振り出し動作:鉛直線と大転子から踵を結んだ線の最大角度34.84deg、膝関節の最大伸展速度1122.37deg/s、振り戻し動作:大転子と踝を結んだ線のなす最大角速度423.54 deg/s)。そして、平成25年度はその結果とA Drill、B Drillの関係を検討するために2つのドリルの画像解析を通して、Mach Drillsの意図するポイントが実際の疾走動作のどの部分にどのように貢献しているのかを検討するために解析中である。
また、初心者指導のなかで疾走動作を習得するための手段としての可能性を探るために、2つのドリル(A Drill、B Drill)練習を体育授業のなかで5月~7月にかけておよそ8週間にわたり1回20分ずつ実施した。ドリル練習の実施前と実施後には、疾走動作を被験者の側方40mに設置したDVカメラで撮影した。撮影した映像データは現在パソコンに取り込んで解析中である。得られた分析結果は、A Drill、B Drillとの関係について検討するとともに初心者指導から競技力向上までの指導への適用を考えていく。8月の学会で発表を予定している。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

3: やや遅れている

理由

モデル選手のデータ映像の収集や体育授業を通した実験は終えているが、データの処理や解析にかなりの時間を要している。モデル選手の疾走動作の解析は完了している。しかし、A drillとB Drillのモデル解析、及び体育の授業を通して実施した2つのドリル練習前後の解析については被験者数が多いためにその解析が遅れている。

今後の研究の推進方策

本研究では、今後、以下の項目を明らかにする。
Mach Drillsの特性と疾走動作との関係を明らかにする。
体育授業で実践した2つのドリル学習の効果を明らかにする。
Skip AとSkip Bの初心者指導への適用を検討する。
分析結果をまとめて本年度は学会発表を行う。

次年度の研究費の使用計画

実験の工夫により調達予定物品などの経費が当初計画より節約できたため。
研究の伸展に伴い必要となった物品および、共同研究者との打ち合わせ回数を増やすための旅費として使用予定。

  • 研究成果

    (2件)

すべて 2013

すべて 雑誌論文 (1件) 学会発表 (1件)

  • [雑誌論文] ロンドンオリンピックを控えた日・英の陸上競技選手権大会における分析的研究2013

    • 著者名/発表者名
      八嶋文雄
    • 雑誌名

      九州体育・スポーツ学研究

      巻: 第28巻第1号 ページ: 170

  • [学会発表] ロンドンオリンピックを控えた日・英の陸上競技選手権大会における分析的研究2013

    • 著者名/発表者名
      八嶋文雄
    • 学会等名
      九州体育・スポーツ学会
    • 発表場所
      福岡(九州共立大学)
    • 年月日
      20130914-20130915

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公開日: 2015-05-28  

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