研究課題/領域番号 |
24500721
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研究機関 | 北海道教育大学 |
研究代表者 |
三浦 裕 北海道教育大学, 教育学部, 准教授 (50142774)
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研究期間 (年度) |
2012-04-01 – 2017-03-31
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キーワード | オリンピック教育 / 体育理論 / オリンピック冬季大会 / 教育的・倫理的価値 |
研究実績の概要 |
(平成27年度研究実績の概要) 平成27年度は研究期間4年目にあたり,交付申請書の研究実施計画書に記載されているながれの通り,倫理的・教育的価値の面からオリンピック冬季大会のレガシーについての資料収集および分析・検討を行うとともに,国内・国外において研究発表を行った。また,その研究成果が認められ,国際学術雑誌に論文が掲載された。 まず初めに,これまでに収集した資料に加え,Jean-Load ChappelletによるIOCシンポジウム資料を含めて,国内では「オリンピック冬季大会に関わる諸問題とレガシー(第37回日体ス学会)」,「オリンピック冬季大会を題材とした「国際的なスポーツ大会などが果たす文化的な意義や役割」の授業(第35回日ス教学会)」」,国際学会では「The Olympic Winter Games and the Environmental Problems※(21st European Fair Play Congress)」の発表を行った。 また,※の発表が認められ,21st European Fair Play Congress Proceedings Bookに論文として掲載予定である。また,研究者間でその発表内容が評価されたため,※の内容について教育的・倫理的価値から検討を加えた論文「Fair play in the physical education curriculum」が,LASE journal of sport science(6-1,2015)に掲載された。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
1: 当初の計画以上に進展している
理由
現在までの進歩状況については,前項目の平成27年度研究実績の概要において述べたように,研究期間内における十数本の学会発表および国際学術雑誌における2本の論文の公刊により,本研究のほぼ大半が終了したと言える。
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今後の研究の推進方策 |
本研究の今後の推進については,以下のように計画している。 前項目の「現在までの進歩状況」において述べたように,当初より研究目的において示していたオリンピック冬季大会の環境レガシーについて,教育的・倫理的からの検討・評価についての学術研究を終え,その成果を学会発表および国際論文により公刊し,社会に還元することができた。今年度は研究期間の最終年度としてこの経緯を踏まえ,研究成果全体を総括するために学会などにおいて新たな資料等の収集に取り組むとともに,学会発表や学術論文などにおいてその成果の公刊に努めるなど,本研究をさらに充実し完結さていきたいと考える。
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