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2013 年度 実施状況報告書

スポーツが提起する社会的価値観の構造

研究課題

研究課題/領域番号 24500736
研究機関名古屋大学

研究代表者

佐々木 康  名古屋大学, 総合保健体育科学センター, 教授 (00183377)

キーワード社会的価値観 / ネットワーク分析 / スポーツ
研究概要

24年度から収集・分析を続けているデータの解釈について検討した。スポーツが社会に対して及ぼす社会的価値観が、2011.3.11以降どのように受け取られているのか。本研究では18項目の最終価値と同じく18項目の手段価値の順位付けから価値観の構造理解を探求している。分析を進めるに当たり、価値観に対する認識構造として、その価値が『重要であるか』そして『充足しいるのか』を関係についても問うことにより、社会の中での価値観の位置づけをより明解にできるのではないかと考え、『重要度』『充足度』という二次元配置を試行した。データは収集すみであり、その解釈として『重要であるが充足していない価値』の抽出・検討を継続中である。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

2: おおむね順調に進展している

理由

国内データの収集は順調に蓄積している。また本研究については「10章スポーツコミュニティ政策研究」として『ラグビー科学研究25巻(日本ラグビー協会、2014.2、104-132)に掲載された。
また分析手法として用いているネットワーク分析では、24年度に用いた密度中心性の概念を拡大し、固有ベクトル中心性の活用およびグラフ理論における中心化類似性の解明に到達しており解釈の解明に寄与する研究が進行中である。

今後の研究の推進方策

教育学、心理学、政策科学との連携からスポーツが社会に伝える社会的価値観の考察をさらに深める予定である。次年度ではパフォーマンス分析に関する国際会議での招待講演が予定されているが、本研究で用いているネットワーク分析の手法の展開を講義する予定である。調査旅費、調査謝金、必要な分析機器の充実に研究費を使用するが、所属期間内の倫理規定にも充分配慮しつつ、より質の高い国際誌への投稿に挑む計画である。

次年度の研究費の使用計画

研究計画最終年度で使用するため。
当初計画に沿って研究調査費用の使用を厳格に行う。

  • 研究成果

    (1件)

すべて 2014

すべて 図書 (1件)

  • [図書] ラグビー科学研究252014

    • 著者名/発表者名
      薫田真広,宮尾正彦,鷲谷浩輔,山本巧,岸川剛之,岩渕健輔,佐々木康
    • 総ページ数
      134
    • 出版者
      日本ラグビーフットボール協会

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公開日: 2015-05-28  

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