研究課題
基盤研究(C)
本研究では、国内エリート競泳選手を対象に、心理的因子に関わる遺伝子・内分泌基盤の解析を実施することで、スポーツ競技能力を規定する生物学的因子、ひいてはその神経学的基盤の解明に取り組んだ。その結果、ドパミン神経系に関わる遺伝子一塩基多型が競技力と関連することを見出した。さらに、競泳選手と一般成人との間で、神経栄養因子の遺伝子多型分布が異なる可能性を見出した。以上の結果は、エリートスポーツ選手の競技力の一端が、遺伝的に規定されていることを示唆している。
スポーツ科学