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2013 年度 実施状況報告書

日常的身体活動とスポーツ振興のリンケージに関する研究ー自転車利用促進に着目してー

研究課題

研究課題/領域番号 24500759
研究機関成城大学

研究代表者

海老島 均  成城大学, 経済学部, 教授 (60203650)

キーワード国際情報交換 / オランダ / 自転車 / 日常的身体活動 / NPO / サイクルイベント
研究概要

25年度には,オランダ(サイクルイベントの参加者,主催者に対して聞き取り調査,民間スポーツ研究組織における聞き取り調査および資料収集)と日本(サイクルイベントにおける参加者および主催者に対しての聞き取り調査,自転車利用促進NPOの活動に関しての調査)でそれぞれ調査研究を実施した,さらに以下の観点に関して,24年度,25年度のオランダにおける調査をまとめて論文にまとめた.1)自転車を日常的に利用している市民の利用実態,意識,スポーツ実践度(自転車に限定せず).2)自転車をスポーツとして取り組んでいる市民の日常的な自転車利用実態,意識.3)自転車促進に取り組んでいる行政機関およびNPOなどの民間組織の活動の現状と課題.4)国または地方行政機関におけるスポーツ振興策における日常的な「身体活動」の扱われ方.24年度の国内における調査の結果をまとめて,国際スポーツ社会学会(於・バンクーバー,カナダ)において発表した.また,2013年11月4日に幕張メッセで開催されたサイクルモード・インターナショナル2013(主催:サイクルモード実行委員会(テレビ東京/テレビ大阪/テレビ大阪エクスプロ))に,調査協力者であるアムステルフェーン市役所シニアコンサルタント(交通工学・計画・ポリシー,公共交通)Wilko Wieffering氏とともに出演し,オランダと日本の自転車環境の違いに関して調査結果の一端を披露した.さらにNPO自転車活用推進研究会と連携して2013年11月6日に東京(表参道)でシンポジウムを開催し,Wilko Wieffering氏を交えて日本とオランダの異なる自転車環境の社会背景に関して意見を交換し,市民グループと研究成果から得られた情報を共有することに努めた.

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

3: やや遅れている

理由

自転車通勤者に対しての質問紙調査の結果(インターネットで実施)のオランダと日本の比較分析が,25年度中に終了する予定であったが,データ収集に時間がかかり,26年度に持ち越した.その他の調査項目においては,ほぼ順調に進行している.

今後の研究の推進方策

平成24年度,25年度の研究結果のまとめから,補足的調査が必要だと思われる観点に関して,追加の調査を行う.研究結果を総括し,日常的な身体活動とスポーツの関係性と言う観点から学術論文にまとめ,日本スポーツ社会学会,国際スポーツ社会学会での発表,学会誌への掲載と言う形で成果をまとめていく.また,自転車活用を促進しているNPOと連携して,スポーツ振興や都市計画に関係する政府機関または地方行政機関に研究結果を広くアピールし,日常生活の中で移動手段として,また健康を増進させる適度な身体活動としての自転車活用にむけての社会的条件作りに寄与することを目指していく.

  • 研究成果

    (1件)

すべて 2013

すべて 雑誌論文 (1件)

  • [雑誌論文] 日常的身体活動とスポーツ振興のリンケージに関する研究-オランダにおける自転車利用に着目して2013

    • 著者名/発表者名
      海老島 均
    • 雑誌名

      成城大学『経済研究』

      巻: 202号 ページ: 121-146

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公開日: 2015-05-28  

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