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2013 年度 実施状況報告書

障害者のスポーツ活動を推進するためのニーズ把握と課題の分析

研究課題

研究課題/領域番号 24500765
研究機関北陸学院大学

研究代表者

田引 俊和  北陸学院大学, その他部局等, 准教授 (90387845)

キーワード障害者スポーツ
研究概要

本研究では、スポーツ基本法の基本理念の一つでもある「障害者スポーツの推進」に貢献する実証的資料を示すことを目的に、関係者の意識の特徴やニーズ、運営上の課題に関する調査を行う。平成25年度は、本研究の中心の一つである量的調査を行った。
具体的には次の3点の研究活動により研究目的の遂行を目指した。(1)昨年度の予備調査、および先行研究の確認をふまえ調査項目をあらためて検討、確認。(2)調査票を用いた量的調査の実施。郵送法により約3300件の調査を行う。(3)調査票を回収し(郵送法)、データ入力と分析の実施。
今年度の調査は本研究の柱の一つに位置付けており、研究テーマに掲げた障害者スポーツのニーズと課題に関する調査項目を設定した。調査用紙を回収、入力、分析したところ、障害者スポーツの実施についていくつかの特徴が明らかになった。具体的には、障害者スポーツに携わるボランティア等においてはその指導方法に対する意識が高いことが確認できた。また、障害当事者やその家族にとっては、高齢化が活動に影響を与えている可能性があることが確認できた。
これらの要因は複合的に関係して障害者スポーツのニーズや課題になっているものと推察する。これまでの研究成果とともに、あらためて調査票を検討して、26年度の研究へとつなげていく必要がある。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

2: おおむね順調に進展している

理由

25年度は本研究の中心の一つである量的調査についておおむね研究計画通りに実施した。これまでの先行研究レビュー、および予備調査等をもとに調査項目を検討し、郵送法を用いた配布、回収など当初の研究計画に準じた内容、数量で実施した。
また、この調査の結果を速やかに入力、分析して研究代表者が所属する学会等で発表することも計画していたが、これについても達成できているため、おおむね順調に進展していると判断する。

今後の研究の推進方策

前述のとおり、25年度はおおむね計画通りに進展していると判断する。そのうえで、26年度は研究計画書通り、遅れているとされる精神障害がある人たちのスポーツ活動に関する調査を実施する。
具体的には、おもに精神障害がある人たちを対象とした支援機関を対象に、スポーツ活動の実施状況、活動へのニーズ、実施における課題等の把握を試みる。前年度までの研究内容、および研究代表者のこれまでの研究の蓄積を基に準備をすすめ、量的調査を行う。

  • 研究成果

    (2件)

すべて 2013

すべて 学会発表 (2件)

  • [学会発表] 障害がある人たちの継続的なスポーツ活動の効果に関する一考察2013

    • 著者名/発表者名
      田引俊和
    • 学会等名
      日本体育学会
    • 発表場所
      立命館大学
    • 年月日
      20130828-20130830
  • [学会発表] Recognition survey of Special Olympics members2013

    • 著者名/発表者名
      田引俊和
    • 学会等名
      19th International Symposium of Adapted Physical Activity (ISAPA2013).
    • 発表場所
      Yeditepe University, Istanbul
    • 年月日
      20130719-20130723

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公開日: 2015-05-28  

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