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2015 年度 実績報告書

トラベルコスト法と仮想評価法による都市型市民マラソンの経済価値評価

研究課題

研究課題/領域番号 24500770
研究機関同志社大学

研究代表者

二宮 浩彰  同志社大学, スポーツ健康科学部, 教授 (50284782)

研究期間 (年度) 2012-04-01 – 2016-03-31
キーワード都市型市民マラソン / 仮想評価法 / 支払意思 / 経済価値評価 / インターネット調査
研究実績の概要

本研究では、都市型市民マラソンの参加者(ランナー)を対象として、表明選好型アプローチである仮想評価法(Contingent Valuation Method:CVM)による調査研究を行った。仮想評価法は、スポーツイベントの参加条件の変化に対する支払意思額を尋ねることでイベントの価値を評価する手法である。奈良マラソン2015の参加料についての仮想的な質問項目を設定するにあたり、9,000円、10,000円、12,000円の支払提示額を測定項目とした。データの収集では、回答者に対して、はじめに10,000円の参加料を提示し、次に、参加すると答えた回答者には12,000円の参加料を提示し、参加しないと答えた回答者には9,000円の参加料を提示した。
本研究の調査は、奈良マラソン2015ランナーを対象としてインターネット調査を実施し、2,607票の有効回答を得ることができた。収集したデータについては、データクリーニングを行い、3つの支払い提示額の完全回答のみを抽出した。データの分析では、統計パッケージSPSS Statisticsを用いることによって、スポーツベント参加料の各支払提示額に対する回答者の反応を明らかにした。
以上のように、都市型市民マラソンの仮想的な参加料を設定し、実際のマラソン参加者に具体的な参加料を提示することでスポーツイベント参加料の支払意思を分析した。そのことで、都市型市民マラソンに対するマラソン参加者の経済価値評価について実証することができた。

  • 研究成果

    (6件)

すべて 2016 2015 その他

すべて 雑誌論文 (1件) (うち査読あり 1件、 オープンアクセス 1件、 謝辞記載あり 1件) 学会発表 (3件) 図書 (1件) 備考 (1件)

  • [雑誌論文] 都市型市民マラソン大会への参加における制約とランニング活動動向の関係:個人内の制約と対人的制約からの検討2016

    • 著者名/発表者名
      備前嘉文,二宮浩彰,庄子博人
    • 雑誌名

      生涯スポーツ学研究

      巻: 12 ページ: 16-23

    • 査読あり / オープンアクセス / 謝辞記載あり
  • [学会発表] 奈良マラソン2014におけるランナーの消費支出傾向2015

    • 著者名/発表者名
      辻和真,二宮浩彰,庄子博人,備前嘉文
    • 学会等名
      生涯スポーツ学会第17回大会
    • 発表場所
      鹿屋体育大学
    • 年月日
      2015-10-31 – 2015-11-01
  • [学会発表] 奈良マラソン2014におけるランナーのデスティネーションイメージ2015

    • 著者名/発表者名
      胡威,二宮浩彰,庄子博人,備前嘉文
    • 学会等名
      生涯スポーツ学会第17回大会
    • 発表場所
      鹿屋体育大学
    • 年月日
      2015-10-31 – 2015-11-01
  • [学会発表] マラソンランナーの競技成績からみたスポーツ用品へのこだわりと消費支出2015

    • 著者名/発表者名
      前田元,辻和馬,二宮浩彰,松永敬子,長積仁
    • 学会等名
      日本スポーツ産業学会第24回大会
    • 発表場所
      東京大学
    • 年月日
      2015-07-25 – 2015-07-26
  • [図書] スポーツツーリズム・ハンドブック 第3章スポーツツーリストはどのように行き先を決めているか2015

    • 著者名/発表者名
      二宮浩彰
    • 総ページ数
      53-70
    • 出版者
      学芸出版社
  • [備考] 同志社大学スポーツ健康科学部スポーツ・マネジメントコース二宮浩彰研究室

    • URL

      http://hninomiy.doshisha.ac.jp/

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公開日: 2017-01-06  

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