研究課題
基盤研究(C)
スポーツ選手にとって靱帯損傷などの故障は人生設計の変更を伴う重大事件であるが、現在までにそれら受傷しやすさを予測するような遺伝子は発見されていない。今回、靱帯損傷などの故障リスクを予測し予防することを目的として、本学運動部99名を対象にスポーツや筋肉に関わる遺伝子型検査およびアンケート調査を実施した。その結果ACTN3遺伝子の577Rは577Xよりも有意に筋疾患歴を持つことが判明した。この結果より、ACTN3遺伝子多型を調べることで自身の受傷リスクが分かる可能性が示唆された。今後この結果をもとに、筋疾患を回避するためのトレーニング方法を検討していく予定である。
分子生物学