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2014 年度 研究成果報告書

乳仔期の甲状腺ホルモン阻害による記憶過程の破綻に抗する運動効果の解明

研究課題

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研究課題/領域番号 24500805
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
研究分野 スポーツ科学
研究機関中村学園大学

研究代表者

中野 裕史  中村学園大学, 教育学部, 准教授 (60301678)

研究期間 (年度) 2012-04-01 – 2015-03-31
キーワード運動 / 甲状腺ホルモン / 空間記憶 / 記憶消去 / モリス水迷路
研究成果の概要

本研究では,乳仔期に甲状腺ホルモンを阻害して記憶過程を破綻させたラット(PTUラット)を用いて,嫌悪刺激による空間記憶獲得後の運動が脳由来神経栄養因子(BDNF)及びその受容体(TrkB)の発現変化と記憶の消去を惹起するかどうかを検証した.正常ラットでは,獲得した空間記憶の保持が走運動により低下し,その際,海馬背側部のBDNFが増加していた.PTUラットでも,獲得した空間記憶の保持が走運動により低下しており,海馬背側部ではBDNFではなくTrkBが増加していた.嫌悪刺激による空間記憶は運動により消去されること,また,PTUラットでは消去のメカニズムが異なることが示唆された.

自由記述の分野

スポーツ生理学

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公開日: 2016-06-03  

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