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2012 年度 実施状況報告書

児童生徒の危険予測・回避能力育成に基づく防災教育フレームワークの構築

研究課題

研究課題/領域番号 24500810
研究種目

基盤研究(C)

研究機関東京学芸大学

研究代表者

渡邉 正樹  東京学芸大学, 教育学部, 教授 (10202417)

研究分担者 戸田 芳雄  東京女子体育大学, 体育学部, 教授 (00578859)
森 良一  国立教育政策研究所, 教育課程研究センター, 研究員 (50515210)
研究期間 (年度) 2012-04-01 – 2015-03-31
キーワード安全教育 / 防災教育 / 危険予測 / 危険回避 / 児童生徒
研究概要

平成24年度の研究では,安全教育・防災教育の先進的取組に関する調査,学会等の先進的な研究を調査することで,これから行う児童生徒を対象とした調査研究や授業づくりについて基礎データを収集した。特に,各地で使用されている教材,教具,ワークシート等を入手し,解析した。これらの成果の一部については,平成24年11月に神戸市にて実施された第59回日本学校保健学会のシンポジウムにて報告を行った。また一部は海外の資料も収集し,分析を行った(例:アメリカ合衆国ルイジアナ州に用いられている暴風雨に対するリスク教育教材など)。なお海外資料については,平成25年度でも再度詳細について検討する予定である。
以上の資料を踏まえて,防災教育のワークシートと指導案を試作した。この成果については,平成25年夏に(株)光文書院より「今,はじめよう!新しい防災教育」として発刊する予定である。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

2: おおむね順調に進展している

理由

防災教育についての基礎情報(実践状況,指導内容)を収集することについては十分な成果があった。しかし,当初予定していた児童生徒の防災に関する実態調査については,平成25年度にずれこんだため,早い時期に実施する予定である。

今後の研究の推進方策

平成25年には昨年度実施する予定であった調査および今年度実施であった解析を同時に進める予定である。また平成24年度に収集した資料等については,引き続き分析を行う予定である。また今年度は海外の防災教育の状況を調査するため,8月に世界保健機関によってタイ国で実施される「ヘルスプロモーション・健康教育世界会議」に参加して,防災教育・安全教育の情報収集を行う予定である。また平成24年度同様に国内の防災教育について情報収集を進める予定である。
年度末にかけては平成26年度に実施する授業研究の準備にとりかかり,必要な教材作成を行っていく予定である。

次年度の研究費の使用計画

平成25年には調査を実施することから,調査用紙の印刷費,送料,謝金(分析の協力)などに使用する予定である。また海外の資料については翻訳を行う。今後の推進方策で述べたように,国際会議における情報収集を行うため,海外渡航のための旅費を使用する。また平成24年度同様に国内の防災教育について情報収集を進めていくため,国内旅費を使用する。

  • 研究成果

    (3件)

すべて 2013 2012 その他

すべて 学会発表 (1件) (うち招待講演 1件) 図書 (1件) 備考 (1件)

  • [学会発表] 東日本大震災の教訓と学校保健・学校安全の取組の方向性2012

    • 著者名/発表者名
      渡邉正樹
    • 学会等名
      第59回日本学校保健学会
    • 発表場所
      神戸国際会議場(兵庫県)
    • 年月日
      20121109-20121111
    • 招待講演
  • [図書] 今,はじめよう!新しい防災教育2013

    • 著者名/発表者名
      渡邉正樹
    • 総ページ数
      111ページ
    • 出版者
      (株)光文書院
  • [備考] Web版健康教育ナビゲーター

    • URL

      http://www.u-gakugei.ac.jp/~masawata/

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公開日: 2014-07-24  

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