研究課題/領域番号 |
24500812
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研究種目 |
基盤研究(C)
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研究機関 | 山梨大学 |
研究代表者 |
川村 協平 山梨大学, 教育学研究科(研究院), 教授 (60126646)
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研究分担者 |
山内 太郎 北海道大学, 大学院保健科学研究院, 教授 (70345049)
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研究期間 (年度) |
2012-04-01 – 2015-03-31
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キーワード | エスキモー / 狩猟採集民 / アラスカ北極圏 / レクリエーション / 健康 |
研究概要 |
今回は、狩猟採集社会から学ぶレクリエーションと健康というテーマで研究を進めてきた。主としてアラスカエスキモーの子どもたちの遊びの実態を調査をする目的で、アメリカアラスカ州北極圏にあるアナクツビクパスというエスキモーの村を訪問した。アナクツビクパスはフェアバンクスから約420km、ブルックス山脈北麓の扉国立公園内にある。人口は約320人でヌナミウト内陸エスキモーの村である.訪問した期間は8月27日-9月14日のおよそ3週間であった。自然の中で暮らす人々が厳しい生活の中で展開する遊びやレクリエーションがどのような変遷をたどってきたのか、また、それらが生活にどのような影響を与えているのか知る事は我々の暮らしとレクリエーションの関わりを考える上で大きな参考になるものである.また、彼らが何を大切に生きているのか、その中で遊びやレクリエーションはどんな役割を持つのかを追求し狩猟採集社会から我々が学ぶべき事を考えてみたい. 今回の調査は、エスキモーの人々の村で一緒に生活をさせてもらいながら彼らの日常の遊びを観察した。また、カリブーハンティングに同行し、彼らの狩猟のやり方や狩猟の合間のちょっとした遊びが厳しい暮らしに潤いを与えている事が観察された。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
自然と深く関わって暮らす狩猟採集社会では子どもは遊びを通して生き抜くための知恵や技術を学ぶ。小集団で共同生活する狩猟採集生活は子どもたちにとって学校そのものであるといえる。狩猟採集社会の遊びやライフスタイルを観察し、ものや環境に関する意識を調査することによって、野外教育や環境教育、レクリエーション教育のもつ現代的意義と価値について考えることができる。本研究ではとくに彼らの遊びに注目してそこから生まれるエスキモー社会のレクリエーションの意義や生活の中での遊びの役割などについて検討する予定である.現時点では現地でのエスキモーの生活に触れたり、狩猟に同行したりしているが現在本調査の準備に取りかかっている段階である。今後早急に準備を進めて次年度の本調査に向いたい.
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今後の研究の推進方策 |
今後の研究はこれまでのものを継続する予定である。狩猟採集社会に暮らすアラスカエスキモーを対象に彼らのライフスタイルとレクリエーションについて子どもの遊びを中心に調査する。
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次年度の研究費の使用計画 |
該当なし
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