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2014 年度 実施状況報告書

セルフメディケーションの担い手を育成する医薬品教育プログラムの開発

研究課題

研究課題/領域番号 24500817
研究機関兵庫教育大学

研究代表者

鬼頭 英明  兵庫教育大学, 学校教育研究科(研究院), 教授 (90161512)

研究分担者 西岡 伸紀  兵庫教育大学, 学校教育研究科(研究院), 教授 (90198432)
研究期間 (年度) 2012-04-01 – 2016-03-31
キーワード医薬品に関する教育 / 保健学習 / 保健指導 / セルフメディケーション / 高等学校 / 教材開発
研究実績の概要

平成26年度は、セルフメディケーションの考え方に基づき、医薬品に関する教育の推進策の一つとして、生徒となって活動する生徒学校保健委員会の実践を進めた。すなわち、セルフメディケーションの担い手を育成するためには、生徒による本課題での関わりが必須と考えられるからである。実施に当たり、医薬品の専門家である学校薬剤師との連携協力のもと、生徒が主体的にセルフメディケーションを実行する手段の一つとして「薬局の活用」について意識を高めるために生徒の事前の意識調査をもとに、日常生活における医薬品の重要性、薬局の活用、医薬品の適正使用について、生徒自ら気づきその意義について体験的に学ぶことを狙いとするものである。成果として「セルフメディケーション~今、私たちに求められる健康管理~」を作成し、高等学校に配布し教材としての活用を図った。
なお、医薬品に関するデジタル絵本教材については、その成果をまとめ現在投稿中である。さらに、生徒を対象とした意識調査については分析を進めている。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

2: おおむね順調に進展している

理由

(理由)
中学校での授業実践はすでに実施済みであり、デジタル絵本教材を活用した授業も実践は終了している。デジタル絵本教材を用いた授業実践の授業評価も終えており,分析の上、現在投稿中である。
高等学校において、生徒保健委員会が主体となり、「セルフメディケーションに基づく健康管理」に焦点を当て、医薬品の意義、薬局の活用などについて事前事後の調査を行うとともに、パンフレットを作成し配布した。

今後の研究の推進方策

今後、研究計画に基づき、中・高校生の医薬品に関する正しい知識と使用実態について、調査結果をまとめる。
また、プログラム作成及びフォーラムを開催し普及啓発するとともに効果検証を実施する予定である。

次年度使用額が生じた理由

研究協力者との打合せのための会議が予定回数よりも少なかったため

次年度使用額の使用計画

打合せの開催については最終年度となることから、計画回数以上に実施する必要があるため

  • 研究成果

    (2件)

すべて 2015 2014

すべて 雑誌論文 (1件) (うち査読あり 1件) 図書 (1件)

  • [雑誌論文] 発達段階に応じた医薬品に関する指導の実際2015

    • 著者名/発表者名
      鬼頭英明
    • 雑誌名

      学校保健研究

      巻: 56 ページ: 405-408

    • 査読あり
  • [図書] セルフメディケーション~今、私たちに求められる健康管理~2014

    • 著者名/発表者名
      福岡県立門司学園学校生徒保健委員会
    • 総ページ数
      25ページ
    • 出版者
      福岡県立門司学園高等学校

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公開日: 2016-05-27  

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