研究課題/領域番号 |
24500818
|
研究種目 |
基盤研究(C)
|
研究機関 | 愛媛大学 |
研究代表者 |
高橋 敏明 愛媛大学, 医学部附属病院, 准教授 (10206823)
|
研究分担者 |
石原 謙 愛媛大学, 医学(系)研究科(研究院), 教授 (20304610)
木村 映善 愛媛大学, 医学(系)研究科(研究院), 准教授 (20363244)
渡邊 誠治 愛媛大学, 医学(系)研究科(研究院), 助教 (40598760)
竹葉 淳 愛媛大学, 医学部附属病院, 講師 (80598681)
|
研究期間 (年度) |
2012-04-01 – 2015-03-31
|
キーワード | 運動器検診 / 運動療法 / タブレット端末 |
研究概要 |
小・中学校における運動器検診の実施については、運動器検診用のチャートを独自に作成し、西条市の小学校5校5年生、中学校5校1年生の計10校、約950名に対し、内科検診と併設して実施した結果、これまでの検診時間との延長は見られずに実施することができ、膝、腰などのスポーツによる運動器障害が明らかとなった。 高校野球部の新入部員に対しての運動器検診として、肩・肘を中心としたチャートにより高校野球部3校、計76名に対し、運動器検診を実施したが、その際にはエコー検査も同時に行い、大学病院を受診した学生には、その時のデータをカルテ内に保存している。 労働者に対しての「運動器検診ドッグ」の再検診を実施し、運動療法の効果を含めて検討し、運動療法の重要性とその継続性に対しての改良すべき点が判明した。いずれの運動器検診においても、理学療法士との協働で、検診を実施しており、その際に必要であれば同時に運動療法や仕事や生活の上でのアドバイスを行っており、検診者にも好評であった。 平成24年度には、運動器検診事業の実施そのものは、ほぼ予定通りの対象者に実施することができたが、受診者による問診票の入力から検診医による直接検診での入力と実地指導までタブレット型携帯端末を使用しての入力は、現在の所、ソフトの開発が立ち遅れており、また病院と電子カルテの共有までは行うことができなかった。今後、データのセキュリティ―のことも含めて、周到に準備を行いながら、上記の点を改善し実施できる体制を整備したいと考えている。
|
現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
運動器検診事業は、順調に行っていますが、コンピューターを導入し、近隣の病院とのコンピューターとデータを相互に共有するには、ソフトの開発を充実する必要があります。今年度は、各病院との連携を行いながら、上記の開発やデータの共有できる環境を創生していきたいと考えています。 また、運動器検診事業において、理学療法士との連携は極めて順調に行うことができており、さらに協力関係を維持しながら、検診事業の発展に努めたいと考えます。
|
今後の研究の推進方策 |
今年度も、運動器検診事業を積極的に行うことを予定しており、すでに現在進行中であり、実施対象を増やすことを予定している。特に、中学校に対しての検診は、愛媛県下約60校に対して予定しており、現在の所順調に遂行できている。今後は、さらにタブレット環境での入力ができるように整備・充実する予定です。
|
次年度の研究費の使用計画 |
コンピューターやタブレット入力のソフト面の充実に資金を投入することが必要と考えています。
|