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2013 年度 実施状況報告書

大学生のレジリエンス向上のための電子自己学習プログラム開発に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 24500831
研究機関明海大学

研究代表者

樋口 倫子  明海大学, 外国語学部, 講師 (70276179)

研究分担者 橋本 佐由理  筑波大学, 体育系, 准教授 (10334054)
キーワードストレス / レジリエンス / 大学生 / e-learning
研究概要

本研究では、大学生の抑うつ予防のための電子自己学習プログラムを開発することによって、大学生を含む本邦の青年期の抑うつ予防や不適応予防を目指すものである。本研究の目的は、①まず、大学生を対象とした自己報酬型ライフ・キャリア(他者評価より自己評価による生き方)を促す電子自己学習プログラムを開発する。②作成した電子学習プログラムをweb配信し、大学生を対象にプログラムの効果(抑うつ軽減、自己イメージの改善、レジリエンス向上)と持続効果について検討を行うことである。
初年度はプログラムを完成することが目的で、ほぼ達成した。平成25年度以降は、DVD版でプログラム内容を確認し、その電子自己学習プログラムを実際にWebで配信し、自己イメージと抑うつ度の改善を、心理指標と生化学データで評価することが、研究の進捗目標であった。
平成25年度は、教材として作成した映像の修正と、試作版DVDの使用による介入によって、アウトカム指標の変化を確認しプログラム修正などを図った。
最終的な試作版DVD教材の使用では、介入群115名非介入群24名を対象として、自己イメージ・レジリエンス・精神健康度のアウトカム指標を検討した。介入群ではプログラム後、全てのアウトカム指標に有意な改善が認められた。抑うつ度の高い群だけをみても、同価の結果が示された。一方非介入群では、全てのアウトカム指標に有意な変化が認められなかった。プログラムの修正が図られ、最終年度は教材のweb.配信による効果について評価を行う。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

3: やや遅れている

理由

教材の動画画像の質の粗さなどの問題があり、映像の修正を図った。
また、予備実験により効果の弱い教材の変更を行った。そのため、web.配信するまで遅れが生じた。

今後の研究の推進方策

平成25年度に予定している配信に遅れがみられたが、事前にプログラム修正が図れたため、26年度はそれの遅れを取り戻し、効率よく介入研究を進める。

次年度の研究費の使用計画

平成25年度に配分されているelearningのシステムレンタル代およびシステム管理費が、平成26年度の実験のために必要になるために、使用額の差が生じた。
平成26年度は、追加実験などを含めシステム管理費や運営費など、研究の実質的な部分への予算使用を行う。

  • 研究成果

    (3件)

すべて 2014 2013

すべて 学会発表 (3件)

  • [学会発表] 大学生のレジリエンス促進のためのWeb-Based Psychoeducationの効果2014

    • 著者名/発表者名
      樋口倫子
    • 学会等名
      第55回日本心身医学会
    • 発表場所
      幕張メッセ国際会議場
    • 年月日
      20140606-20140607
  • [学会発表] 大学生のレジリエンス促進のためのWeb-Based Psychoeducationプログラム2013

    • 著者名/発表者名
      樋口倫子、 杉浦雄策、橋本佐由理
    • 学会等名
      第20回日本未病システム学会総会
    • 発表場所
      一橋ホール
    • 年月日
      20131109-20131110
  • [学会発表] 大学生のレジリエンス促進を目指したWeb-Based Psychoeducation2013

    • 著者名/発表者名
      樋口倫子、橋本佐由理
    • 学会等名
      第20回ヘルスカウンセリング学会
    • 発表場所
      明海大学
    • 年月日
      20130921-20130922

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公開日: 2015-05-28  

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