前年度に引き続き対象となる妊婦数を把握するために当院、附属病院に妊娠、出産のために通院中の妊婦の総数、分娩数、75g糖負荷試験を実施した人数、妊娠糖尿病数、出産時の合併症、出産後も通院している患者数の調査を行った。当初の計画では妊娠初期での糖負荷試験も予定されていたが、実際に当院で施行されている糖負荷試験の時期は中期から後期が多いことが判明し、プロトコールの見直しが必要と考えられた。また食事療法を施行する時期についても再検討が必要であった。 実際に当院で妊娠前に75g糖負荷試験を施行した妊婦を出産3か月後、1年後の時期で75g糖負荷試験を行い、妊娠時に行った糖負荷試験の血糖変動と出産後の比較検討、家族歴、妊娠中の血糖管理、出産時合併症の有無、出産後、1年後の児の状態などの調査を行った。プロトコールを作成し、倫理委員会へ提出予定である。
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