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2014 年度 実施状況報告書

肺癌放射線化学療法の補助療法としての筋電気刺激トレーニングの効果検証

研究課題

研究課題/領域番号 24500870
研究機関順天堂大学

研究代表者

斉藤 アンネ優子  順天堂大学, 医学部, 准教授 (30348916)

研究分担者 内藤 久士  順天堂大学, 大学院スポーツ健康科学研究科, 教授 (70188861)
研究期間 (年度) 2012-04-01 – 2017-03-31
キーワード筋電気刺激トレーニング / 悪液質
研究実績の概要

本年度は、肺がん、頭頸部癌、食道癌患者など(32人)を対象に、介入群の試験を行った。
電気刺激は問題なく行えたが、機械操作困難を理由に、8人が脱落となった。来年度は、捜査の容易な機種の使用を検討している。
本研究の目的の一つである、大腿部の骨格筋への筋電気刺激トレーニングが、筋厚に与える影響のデータを以下に報告する。
肺癌を罹患している患者8名(年齢68.4±7.7 身長165.5±6.7 体重 59.9±11.7)を対象とし、筋電気刺激トレーニングを化学放射線療法併用で施行した。両脚の大腿部前面に電極パッドを貼付し、電気刺激装置の筋力強化プログラムを使用し、1日2回連日、化学放射線療法の期間中に実施した。筋厚は、超音波診断装置を使用して大腿部前面8ヶ所を測定することによって評価した。体重は、介入期間後に低下が認められた(P<0.05)。大腿部周径囲および筋厚は、介入期間後に変化は認められなかった (P>0.05)。体重の低下は、化学放射線療法になどによる食欲不振などが原因と思われる。
以上のことから、治療期間中の筋電気刺激トレーニングは大腿部の筋厚に変化をもたらさない可能性が示唆された。今後は、対照群の測定を実施する予定である。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

2: おおむね順調に進展している

理由

機械が操作困難ということで脱落した患者はいたが、研究に積極的な患者が多く、順調に進展していると思われる。

今後の研究の推進方策

癌種ごとに治療方法が異なり、癌種ごとの比較がよいと思われる。
肺癌、食道癌、頭頸部癌に今後は対象をしぼり、それぞれ20例を目標に介入群、対照群の研究を行う予定である。

次年度使用額が生じた理由

最も高額だったのが、採血の費用であったが、機械の操作が困難ということで脱落した患者が想定より多かったため、あまりが出てしまった。

次年度使用額の使用計画

次年度はより捜査の簡便な機械を使用し、患者数を増加させる予定であり、採血費用が高額となる予定である。これにこの予算は回す予定である。

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公開日: 2016-05-27  

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