研究成果の概要 |
非小細胞肺癌で化学放射線療法予定の患者を筋肉電気刺激群(EG)と対照群(CG)に振り分けた。患者は両側の大腿四頭筋の筋電気刺激を化学放射線療法期間中毎日行った。EGでは筋電気刺激のレベルを耐えられる範囲内で上げてよく、CGでは、筋肉に刺激が生じないレベルに維持することとした。 大腿四頭筋厚(QT)と大腿周囲径(CT)を、全治療の開始前と終了後に測定し、毎週採血を行った 27人が研究に参加した(EG, 20; CG, 7)。CGでは、全例でQT、CTが減少したが、EGでは、これが増大した患者もおり、この違いは統計的に有意であった。有意差を持って、EGで治療期間中の血清アルブミン値の減少が少なかった。
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